滋賀県甲南町 『新宮城』

 
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今回の探訪日記は
            滋賀県甲南町 『新宮城』
 
縄張 平山城   築城 室町時代   遺構 土塁・曲輪・堀
 
室町時代甲賀五十三家のひとつ、服部氏が築く
新宮城は、新宮支城と二城が接近しれ築かれており、両城は浅い谷を挟んで
50m程しか離れていない『二城並立型』の城館構造である
 
城の構造は、基本的には方型の館城タイプ
曲輪Ⅰが主郭で四方には土塁で囲まれている
土塁はほぼ均一の規模で、高さ約4m・幅約7mある
主郭南東部にある、開口が虎口Aで推測
なお、主郭南西部・土塁北辺中央の開口部は後世の破壊道と考えられている
主郭西側・北側には掘切があり、北側の堀切には削り残された土塁が残っていた
主郭より東側に曲輪Ⅱがあるが、草薮で現状の確認ができなかった
また、この曲輪Ⅱの南東隅部には窪んでいる場所がある
これは、人為的にL字状に折れ曲げられていて枡形虎口とされている
 
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案内板なないのでこの電柱看板が目印      この先に城跡があるのか不安になる道
 
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ありました・・・これから道なりに進む       なんとなくわかる道です
 
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曲輪Ⅰ(主郭)西側の堀切
 
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この土橋は後世のものなのか・・・        一見、虎口にも見えるがこれも後世の破壊道
 
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                     曲輪Ⅰ(主郭)の土塁
 
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曲輪Ⅰ(主郭)
 
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曲輪Ⅰ(主郭)北側にある堀切と土塁
 
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曲輪Ⅰ(主郭)南東部にある虎口
 
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           曲輪Ⅱ南辺には曲輪Ⅰの虎口からのびた土塁が続き・・・
 
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   東端で、ほぼ直角に北へ折れ曲げ枡形虎口を作っている(曲輪Ⅰより枡形虎口を見た)
 
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       枡形虎口から曲輪Ⅱ(手前右方向)と曲輪Ⅰ(奥中央に虎口がある)
 
 
 探訪日    2012・10
 
 おすすめ   ★★★☆☆
 
 満足